研修と講演会に参加していきました。いつもと毛色が違う文面も、またいいのではと前向きに。

まず京都市における医療的ケア児者の現在地と未来について語りませんかというもの。えのき会もいわゆる重度の方をまだまだ微力ながら支援する立場にありますゆえ、考えることが多い内容でした。

次に、DPI(障害者インターナショナル)という団体の障害者政策討論集会というもの。こちらの地域生活分科会でもやはり医療的ケアを必要とする方が自宅で日常生活を営むためにという話があり、中でもいわゆる支援者をどう増やすのかという課題に対するひとつのアンサーとして、支援者育成のプログラムを大学の単位として導入をする取り組みをしている団体の報告に関心をもって聞かせてもらいました。またピープルファーストのメンバーからの報告も、当事者の声を第一にという当然の主張に日々の介助を反省する機会をいただいた気がしました。

そして最後は母校の学生さんが障害のある方(主に児童)の親御さんへのインタビューを通して話し合い考えあった内容の報告会。せっかくなので前列に座って学生気分に戻ろうとしたら、まさに登壇する予定の学生さんたちが前だの横だのにわらわら座り緊張の面持ちで自分の番を待つので、むしろ親心で彼、彼女らを静かに応援しながらの聴講になりました。内容もたどたどしい言葉以上に「よりよくしていきたい」という熱量、どうにかしていくんだという当事者意識みたいなものをヒシヒシ感じるもので、一足先に支援者を名乗っている者として背筋がそりゃもうピーンなんてもんじゃないくらい、ズキューンどばばはぁーんと伸びる思いでした。

学生時代、障害者福祉における思想や理論的な対立についても研究をしていた身としては、この三つの講演会、それぞれそのバックグラウンドが違うということも見えてくるのですが、でもアプローチの違いこそあれ、よくしたいというばくっとしたゴール自体はやはり同じなんだよなぁということも最後の講演会の後に立ち寄ったカフェでバタークリームのケーキ食べながら同時に感じました

これらのどこに属すでもなく働く自分もまた、よりよくするという共通するゴールに向かって、僅かで微かで何かしら一助となれればいいなぁなんて思っています。

といった言葉だらけで締めるのもよくないので、ショッピングモールでパンどろぼうに会ってきた時の写真だけ付け足しておきます。でも写真先にみてタップしたらこの文章なんだから、よくないなぁ。まぁ仕方ないよな・・・だっふんだ。
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